循環器内科
治療・実績
■経皮的冠動脈形成術
狭心症や心筋梗塞の際に行うカテーテル治療です。主に手首の動脈からカテーテルを冠動脈に挿入し、その中から細いワイヤーを冠動脈の病変部(冠動脈の狭窄部や閉塞部)に通過させます。ガイドワイヤーを介して風船(バルーン)や金属の網(ステント)、特殊なドリルなどを血管内に持ち込み、病変部を拡張し血流を改善させます。手首の動脈からの手術ですので胸を切り開くことなく手術が可能です。
■末梢動脈血管内治療
冠動脈形成術と同様、末梢動脈の動脈硬化病変に対してカテーテルを用いて治療を行います。主に下肢動脈の狭窄や閉塞をバルーンやステントで拡張し、血流を改善します。
■経皮的心筋焼灼術
(アブレーション)
頻脈性(脈が早くなる)不整脈に対してカテーテルを用いて治療を行います。不整脈の発生源や不整脈の原因となっている余分な回路などを高周波を用いて焼灼し、根治させます。最近では脳塞栓の原因となる不整脈(心房細動)へのアブレーション治療が広く行われ、良好な成績が示されています。

■ペースメーカー植え込み術
徐脈性(脈が遅くなる)不整脈の治療に行います。様々な原因のため脈が遅くなり、心不全や失神、突然死を来すことを予防します。鎖骨の下部の静脈からリード線を心臓内に留置し、ペースメーカー本体は鎖骨下部の筋膜の下に植え込みます。局所麻酔で行い、手術時間は通常約1~2時間程度です。
治療実績
令和6年度実績
経皮的冠動脈形成術(PCI) | 193 |
末梢動脈血管内治療(EVT) | 7 |
アブレーション(RFCA) | 89 |
ペースメーカー植え込み術(PM) | 26 |
手術
令和6年度実績
エルゴメーター | 202 |
負荷心電図 | 463 |
ホルダー心電図 | 153 |
冠動脈CT | 250 |
心臓MRI | 11 |
脈波 | 221 |
検査