ほそぎハートセンター(心臓)
『心臓のトータルケア』をコンセプトとして、細木病院に2020年6月8日オープンした、心臓病の早期発見、治療、予防を目的とした心臓カテーテル治療と心臓リハビリの専門施設です。7名の専任の循環器専門医が診療にあたります。
これまでの非侵襲的な心臓検査(心電図、心エコー、心臓CT)に加え、心臓病のカテーテル検査と治療(冠動脈造影や冠動脈カテーテルインターベンション、下肢等の末梢動脈に対する経皮的血管形成術、不整脈に対するカテーテルアブレーション、恒久的ペースメーカ移植術)を行います。さらに、外来・入院の患者さんに心臓リハビリテーションを広く導入し、心臓病を運動・栄養・薬剤・メンタル等の多方面から包括的に管理します。患者さんに寄り添った予防医療と治療を通して、地域の皆さんの健康寿命を伸ばし、QOL(生活の質)の向上を目指します。
細木病院 ハートセンター長・内科医局長・循環器内科部長 山本 哲史
診療のご案内
1階 心エコー ・ 心臓リハビリテーション
■概要・特色
超音波専門医、心エコー専門医の資格を有する医師が検査室に常駐し、トレーニングを積んだ技師の行う検査を全例リアルタイムでダブルチェックする体制を整えています。患者さん一人一人の心機能や疾患の重症度を正確に評価し、診断、治療につながる判定結果を即時にレポートして報告するシステムを構築しています。
心臓リハビリテーションでは、専任の医師(心臓リハビリテーション指導士)、看護師、理学療法士(心臓リハビリテーション指導士)等のチームにより、個々の患者さんに最適な運動療法、学習活動、生活指導、カウンセリングを行い、快適な家庭生活、社会復帰、心臓病の再発予防をサポートします。
■心エコー・CPX室
リアルタイムの三次元イメージング機能搭載Philips社製最上位装置(EPIQ CVx)を採用。
・経胸壁心エコー(運動負荷心エコー、薬物負荷心エコー)
・経食道心エコー
・頸動脈エコー
・腎動脈エコー
・末梢動脈エコー
・下肢静脈エコー
心エコー検査では、検査技師と専任の心エコー医がリアルタイムで画像のダブルチェックを行い、高い診断精度を維持しています。
技師と心エコー医で週に1回の心エコー勉強会を開催し、1週間で経験した特徴的な症例画像を復習して診断技術のスキルアップに努めています
■主な設備
心肺運動負荷試験(CPX)
INBODY(体組成計)
自転車エルゴメーター
トレッドミル
セントラルモニター心電図
レッドコード(スリングエクササイズ)
診察室、カウンセリング室、更衣室
心電図を確認しながら、患者さんに合わせた負荷で運動を行います。
レッドコードを使用して、ストレッチやレジスタンストレーニングなどを行います。
2階 心臓カテーテル検査
■概要・特色
心臓カテーテル室を2室とICルーム、カンファレンスルーム等を備えています。
専任の医師(日本心血管インターベンション治療学会専門医3名・認定医1名・日本不整脈心電学会不整脈専門医1名)が、一度の造影で2方向から撮影できる心臓血管撮影装置を用いて、心臓や足等の血管と不整脈の検査、治療を行います。
患者さんが検査、治療中にリラックスできるよう、白と木目を基調とした部屋に好きな音楽が聴ける音響システムを導入しています。
■主な設備
フィリップス社製2方向血管撮影装置Azurion7 B12/12
フィリップス社製2方向血管撮影装置Azurion7 B20/12
(2方向からの同時撮影が可能な低線量、低被爆を可能にした最新機器)
DVXライブ配信システム(遠隔映像配信システム)
(検査室以外の場所で血管造影画像のリアルタイム閲覧が可能となり情報の共有ができるシステム)
担当医
7名の専任の医師(日本循環器学会循環器専門医)が診療にあたります。
写真左から、西本隆史(循環器内科長)、古川敦子(循環器内科長)、西本美香(心臓リハビリテーション科部長)、細木信吾(細木病院院長)、山本哲史(ハートセンター長・内科医局長・循環器内科部長)、宮地剛(循環器内科長)、岸之上隆雄(循環器内科副科長)
「ほそぎハートセンター」の紹介動画(高知ケーブルテレビさんより提供)をYOUTUBEへアップしました。
ほそぎハートセンター
〒780-8535 高知県高知市大膳町37番地
お問い合わせ
TEL 088-822-7211(代)
(受付時間 9:00~17:00)
※土曜日午後、日曜、祝祭日、年末年始除く